※本記事は、新NISAや証券会社選びに関する情報提供を目的としています。
注意事項・免責事項を見る
特定の金融商品や銘柄の売買を推奨するものではありません。制度やサービスの内容は変更される場合があるため、金融庁および各証券会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。投資の最終判断はご自身で行ってください。

新NISAを始めたいけれど、証券会社が多くて選べない
手数料やポイントを比較しても、結局どこが自分に合うのか分からない
将来は投資信託だけでなく、日本株にも挑戦してみたい
このように迷っていませんか。
新NISAの証券会社は、知名度やポイント還元率だけで決めるのではなく、次の5項目で比較するのがおすすめです。
- 買いたい商品の取扱い
- 手数料と保有コスト
- クレカ積立とポイント
- 画面の使いやすさと続けやすさ
- 将来やりたい投資への対応



私は金融業界での勤務経験があり、マネックス証券を5年以上利用しています。
他にもSBI証券や楽天証券も使いながら、投資信託の積立や日本株の分析をしてきました。
実際に複数の証券会社を利用した立場から、初心者が証券会社を選ぶ際に確認したいポイントを解説します。
初心者は「今買う商品」と「将来やりたい投資」で選ぶ
新NISAの証券会社選びでは、すべての項目で1位の会社を探す必要はありません。
大切なのは、自分が買いたい商品を扱っており、無理なく使い続けられることです。
投資信託の積立から始めるなら、次の項目を優先して確認しましょう。
- 希望する投資信託を購入できるか
- 積立設定が分かりやすいか
- クレジットカード積立に対応しているか
- 貯めたいポイントを選べるか
- 保有中や売却時にかかる費用を確認できるか
将来、日本の個別株にも挑戦したい場合は、少額取引への対応や企業分析ツールも重要です。
目先のキャンペーンだけでなく、数年後も使い続けられるかという視点で選ぶと、口座を選び直す手間を減らせます。


新NISAの金融機関はどこでも同じではない
新NISAは共通の税制ですが、利用できる商品やサービスは金融機関によって異なります。
日本証券業協会によると、証券会社では上場株式、ETF、REIT、投資信託などを扱えます。
一方、銀行や郵便局などでは、基本的に株式投資信託が中心です。



将来、日本株やETFも買いたい人は、商品の選択肢が広い証券会社から検討するとよいでしょう。
また、つみたて投資枠と成長投資枠を、同じ年に別々の金融機関で利用することはできません。
金融機関は年単位で変更できますが、その年にすでにNISA口座で商品を購入している場合、その年分の変更はできません。
「あとで変更できるから、どこでもよい」と考えず、最初に基本的な条件を比較しておきましょう。
出典:日本証券業協会「NISAで証券投資デビュー」
https://www.jsda.or.jp/nisa/securities/
出典:金融庁「NISA特設ウェブサイト・よくある質問」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/question/index.html


新NISAの証券会社を選ぶ5つの比較項目
ここからは、初心者が確認したい5つの項目を順番に解説します。
比較項目1:買いたい商品を扱っているか
最初に確認したいのは、買いたい商品の取扱いです。
投資信託の場合は、単純な取扱本数より、自分が積み立てたい商品を購入できるか確認しましょう。



人気のインデックスファンドを買う予定なら、その商品名を各証券会社の公式サイトで検索します。
将来の選択肢も考えるなら、次の商品やサービスも確認しておくと安心です。
- 日本株
- 単元未満株
- 米国株
- ETF・REIT
- 投資信託
- IPO
初心者のうちは、すべての商品を利用する必要はありません。
しかし、投資に慣れて日本株にも興味を持ったとき、同じ証券会社で情報収集から売買まで行えると便利です。



私の場合、日本株を分析するために、マネックス証券の「銘柄スカウター」を活用しています。
投資信託だけでなく、将来は個別株も分析したい人にとって、情報ツールも比較する価値のある項目です。
銘柄スカウターの無料版と口座開設者向け機能の違いは、次の記事で解説しています。


比較項目2:手数料は取引時だけでなく保有中も確認する
手数料は「売買手数料が無料か」だけで判断しないようにしましょう。
投資信託では、購入時の手数料が無料でも、保有中に信託報酬などの費用がかかります。
主に確認したい費用は次のとおりです。
- 国内株や海外株の売買手数料
- 外国株取引に関する為替コスト
- 投資信託の信託報酬
- 信託財産留保額の有無
- 入金や出金に関する手数料
新NISAの売買手数料を無料としている証券会社でも、商品や取引方法によって別の費用が発生する可能性があります。
「NISAだから、すべての費用がゼロ」と思い込まず、購入する商品の目論見書や公式の手数料ページを確認してください。



マネックス証券では、NISAにおける日本株、米国株、中国株、投資信託の売買手数料を無料と案内しています。
ただし、外国株の為替関連費用や投資信託の信託報酬など、売買手数料以外の費用は別に確認が必要です。
出典:マネックス証券「NISA 手数料と費用」
https://info.monex.co.jp/nisa/fee.html
比較項目3:クレカ積立とポイントは生活圏で選ぶ
投資信託を毎月積み立てるなら、クレジットカード積立の対応状況も比較しましょう。
ただし、最大還元率だけで選ぶのはおすすめしません。
ポイント還元の条件は、次の要素によって変わる場合があります。
- カードの種類
- 毎月の積立金額
- カードの利用金額
- 口座やカードの保有条件
- キャンペーンの適用期間
還元率が高くても、普段使わないポイントでは活用しにくいことがあります。
自分が日常的に利用しているカードやポイントとの相性を優先しましょう。



マネックス証券では、dカード、JCBカード、マネックスカードによるクレカ積立を案内しています。
対応カードや還元条件は変更される可能性があるため、申込み前に公式サイトで最新条件を確認してください。
私は課税口座で、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)をクレカ積立していました。
一度設定すると毎月の買付けを自動化できるため、相場を見ながら毎回注文するより続けやすいと感じました。
ただし、これは課税口座での実体験です。私が新NISAで同じ積立を行ったという意味ではありません。
出典:マネックス証券「クレカ積立」
https://info.monex.co.jp/fund/tsumitate/card-tsumitate/
比較項目4:画面の使いやすさと続けやすさを確認する
資産形成では、一時的なキャンペーンより、長く使い続けられるかが重要です。
公式サイトやアプリを確認し、次の操作が分かりやすいかを見ておきましょう。
- 資産残高の確認
- 積立設定の変更
- 保有商品の損益確認
- 入金と出金
- 取引履歴の確認
- セキュリティ設定
- 問い合わせ方法
画面の使いやすさは、人によって評価が異なります。
口コミだけで決めず、公式サイトの操作ガイドや画面も確認しましょう。
私はパソコンを中心にマネックス証券を利用しています。
通常の注文画面も操作しやすいと感じますが、特に評価しているのは銘柄スカウターです。
複数年の売上高や利益を並べて確認できるため、決算資料を1年ずつ開くより、企業の変化を把握しやすくなります。
一方、投資信託の積立だけが目的なら、分析機能をほとんど使わない可能性もあります。
必要な機能は、投資目的によって変わります。
比較項目5:将来やりたい投資まで考える
新NISAを始める時点では、投資信託の積立だけを考えている人も多いでしょう。
それでも、次のような将来像を一度考えてみてください。
- 日本株を少額から買いたい
- 株主優待や配当にも興味がある
- 米国株やETFを調べたい
- 企業の決算を自分で分析したい
- 老後に定期的な売却や取り崩しをしたい
証券会社ごとに、少額取引、分析ツール、ポイント、定期売却などの対応が異なります。
今すぐ使わない機能でも、将来の選択肢として比較しておく価値があります。
私は、個別株初心者が最初から大きな金額を投じる必要はないと考えています。
まずは投資信託の少額積立から始め、個別株に興味が出たら、生活に影響しない金額で分析と売買を経験する方法があります。
自分のお金を少額でも投じると、企業の決算やニュースを調べる習慣がつきやすくなりました。
金額を増やすのは、自分なりの判断基準ができてからでも遅くありません。
企業の決算を確認する手順は、次の記事で解説しています。




初心者向け・証券会社選びの確認表
証券会社を比較する際は、次の表を使って確認してみてください。
| 確認項目 | 確認する内容 | 優先度 |
|---|---|---|
| 商品 | 買いたい投資信託、日本株、ETFを扱っているか | 高 |
| 費用 | 売買、保有、為替、出金などの費用 | 高 |
| 積立 | クレカ積立の対応カードや条件 | 高 |
| ポイント | 普段使うポイントを貯める・使えるか | 中 |
| 操作性 | 積立変更や残高確認が分かりやすいか | 高 |
| 少額投資 | 単元未満株などに対応しているか | 中 |
| 分析機能 | 決算や長期業績を確認できるか | 中 |
| セキュリティ | 認証方法や不正利用対策が明確か | 高 |
| サポート | FAQ、電話、チャットなどが利用できるか | 中 |
| 出口 | 売却や定期取り崩しを行いやすいか | 中 |
すべての項目で優れている証券会社を探す必要はありません。



自分にとって優先度の高い項目を3つほど決め、その条件を満たす会社から選ぶと比較しやすくなります。
新NISAの証券会社選びで避けたい3つの決め方
特典や知名度だけで決める
口座開設キャンペーンやポイント還元は、証券会社を選ぶきっかけになります。
ただし、特典は一時的です。
長期間利用する新NISAでは、商品の取扱い、継続的な費用、操作性を優先した方がよいでしょう。
最大還元率だけを比較する
「最大○%」という表示は、すべての利用者に適用されるとは限りません。
カードの種類や利用額など、適用条件まで確認する必要があります。
受け取れるポイントだけでなく、カードの年会費や普段の利用状況も含めて判断しましょう。
ランキングの1位をそのまま選ぶ
証券会社ランキングは、比較の入口としては便利です。
しかし、評価基準や広告条件によって順位は変わります。
投資信託の積立をしたい人と、日本株を分析したい人では、適した証券会社も異なります。
ランキングを見る場合は「何を基準に順位を付けているか」まで確認しましょう。
マネックス証券が向いている人
マネックス証券は、次のような人が検討しやすい証券会社です。
- 新NISAで投資信託を積み立てたい
- 将来は日本株にも挑戦したい
- 銘柄スカウターで長期業績を分析したい
- 単元未満株から少額で始めたい
- 対応するクレジットカードやポイントを活用したい



私はマネックス証券を5年以上利用していますが、特に銘柄スカウターを評価しています。
日本株の売上高、利益、利益率などを複数年で確認できるため、個別株を自分で調べたい人と相性がよいと感じます。
一方、すでにSBI証券や楽天証券を問題なく利用しており、投資信託の積立だけで満足している人は、無理にメイン口座を変える必要はありません。
マネックス証券を、個別株分析用のサブ口座として利用する方法もあります。
私は複数の証券会社を併用しています。1社ですべてを完結させるより、目的に応じて使い分ける考え方です。
マネックス証券をサブ口座として利用する考え方は、次の記事で詳しく解説しています。


マネックス証券が向かない可能性がある人
次のような場合は、ほかの証券会社も比較しましょう。
- 現在の証券会社で目的をすべて満たしている
- 特定の経済圏のポイントを最優先したい
- マネックス証券で扱っていない商品を買いたい
- 利用したいクレジットカードが積立に対応していない
- 分析ツールを使わず、最低限の積立機能だけでよい
証券会社は、利用者全員に同じ会社が向くものではありません。
マネックス証券の強みは、日本株分析と投信積立を一つの口座で行いたい人に分かりやすい点です。
一方、現在の証券会社で不満がなければ、サブ口座として必要な機能だけ利用する選択肢もあります。
マネックス証券を5年以上利用して感じたメリット・デメリットは、次の記事で解説しています。


新NISAの証券会社選びでよくある質問
新NISAは銀行と証券会社のどちらがよいですか?
投資信託だけを買う場合は、銀行も選択肢になります。
ただし、将来、日本株、ETF、REITなども購入したい場合は、取扱商品の幅が広い証券会社を比較するとよいでしょう。
取扱商品は金融機関によって異なるため、口座開設前に公式サイトで確認してください。
新NISAの金融機関は途中で変更できますか?
金融庁によると、NISAの金融機関は年単位で変更できます。



ただし、変更手続き前に、その年のNISA口座ですでに商品を購入している場合、その年分の金融機関は変更できません。
変更期限や必要書類もあるため、早めに現在の金融機関と変更先へ確認しましょう。
つみたて投資枠と成長投資枠を別の証券会社で使えますか?
同じ年に別々の金融機関で利用することはできません。
つみたて投資枠と成長投資枠は、一つの金融機関で利用します。
NISA口座と特定口座を別の証券会社にしてもよいですか?
NISA口座と特定口座を、別の証券会社で利用することは可能です。
NISA口座は、1年につき一つの金融機関で買付けます。一方、特定口座や一般口座は複数の証券会社で開設できます。
例えば、NISAでは投資信託を積み立て、別の証券会社の特定口座で日本株を少額購入する使い分けも可能です。
初心者は証券会社を一つに絞るべきですか?
最初は管理しやすい一つの口座から始める方法があります。
投資に慣れた後は、分析ツールや取扱商品などを目的別に使い分けても構いません。
ただし、口座を増やしすぎると、資産やIDの管理が複雑になる可能性があります。
必要な目的ができてから追加する方が管理しやすいでしょう。
まとめ:新NISAは続けやすさと将来の使い方で選ぶ
新NISAの証券会社を選ぶときは、次の5項目を比較しましょう。
- 買いたい商品の取扱い
- 手数料と保有コスト
- クレカ積立とポイント
- 画面の使いやすさと続けやすさ
- 将来やりたい投資への対応
初心者は、最大還元率やランキングだけで決めず、自分が積み立てたい商品を扱っているか、無理なく操作できるかを優先するのがおすすめです。



将来、日本株の分析や少額投資にも挑戦したい人は、銘柄スカウターや単元未満株を利用できるマネックス証券が候補になります。
口座開設前に、マネックス証券のメリットとデメリットを確認したい方は、次の記事をご覧ください。


マネックス証券の口座開設手順、必要書類、開設日数については、次の記事で詳しく解説しています。


参考資料
マネックス証券「クレカ積立」
https://info.monex.co.jp/fund/tsumitate/card-tsumitate/
金融庁「NISA特設ウェブサイト・よくある質問」
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/question/index.html
日本証券業協会「NISAで証券投資デビュー」
https://www.jsda.or.jp/nisa/securities/
マネックス証券「NISAについておしえて!」
https://info.monex.co.jp/feature/nisa2024/
マネックス証券「NISA 手数料と費用」
https://info.monex.co.jp/nisa/fee.html



